ビジネス

「メルカリ」の独走続く ゾゾがフリマ事業撤退へ

 スタートトゥデイが自社フリマアプリ「ゾゾフリマ」のサービスを6月30日に終了する。利用ユーザー、流通高ともに増加する一方で、同社の目標とする数値に到達しなかったことが終了の理由という。これにより、同社が手がける二次流通サービスは「ゾゾユーズド(ZOZOUSED)」のみになる。CtoC事業はなくなるが、これに代わる新サービスのローンチは未定という。

 今後、4月28日をもって新規出品を停止する。5月22日には新規購入・出品済みアイテムの編集を停止。6月30日11時59分をもって全サービスを終了する予定で、終了後も売上金の振込は継続する。ユーザーへの通知については、アプリ内告知とメールに加えて、今後はユーザーごとに個別連絡をする予定という。

 「ゾゾフリマ」は2015年12月にスタートしたフリマアプリ。CtoCのフリマビジネスとしては「メルカリ」が急成長する一方で、昨年1月には「ストゥリオ」が終了した他、5月には「LINEモール」がサービスを停止、10月には楽天オークションが終了するなど動きの激しい市場でもある。スタートトゥデイはコメントを控えたが、「ゾゾフリマ」終了によって、月間流通額100億円を超える「メルカリ」の一人勝ちを印象付けた形だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。