スタートトゥデイが自社フリマアプリ「ゾゾフリマ」のサービスを6月30日に終了する。利用ユーザー、流通高ともに増加する一方で、同社の目標とする数値に到達しなかったことが終了の理由という。これにより、同社が手がける二次流通サービスは「ゾゾユーズド(ZOZOUSED)」のみになる。CtoC事業はなくなるが、これに代わる新サービスのローンチは未定という。
今後、4月28日をもって新規出品を停止する。5月22日には新規購入・出品済みアイテムの編集を停止。6月30日11時59分をもって全サービスを終了する予定で、終了後も売上金の振込は継続する。ユーザーへの通知については、アプリ内告知とメールに加えて、今後はユーザーごとに個別連絡をする予定という。
「ゾゾフリマ」は2015年12月にスタートしたフリマアプリ。CtoCのフリマビジネスとしては「メルカリ」が急成長する一方で、昨年1月には「ストゥリオ」が終了した他、5月には「LINEモール」がサービスを停止、10月には楽天オークションが終了するなど動きの激しい市場でもある。スタートトゥデイはコメントを控えたが、「ゾゾフリマ」終了によって、月間流通額100億円を超える「メルカリ」の一人勝ちを印象付けた形だ。