アメリカでは数百単位に及ぶショップの閉店ラッシュが止まらない。連鎖的な反応に続いてしまったのは、「ルー 21(RUE 21)」。ティーン向けブランドの広報担当はフェイスブックですでに14店舗を、そして間もなく400以上の店舗を閉店することに触れ、「悩んだが、必要な判断だった。今後は、利益の出ている数百の店舗に注力する」と話した。ブランドは現在、全米48州に1200のショップを展開。ただ、「債権主や株主と、最善の策を検討している。再建には資金が必要だ」と苦境を認めている。ルー 21は破たんを回避するため、借入金の返済猶予を申し出たばかり。とはいえ、その期限は月末に迫っている。このままだと、2002年以来、2度目の破たんを迎えてしまう。
ルー 21は13年、投資会社のアパックス パートナーズ(APAX PARTNERS)が11億ドル(約1200億円)で買収した。