ファッション

アンディ・ウォーホルの映像作品を収めたアートブックが復刻

 リムアート(limArt)は、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)の初期の映像作品である「Screen Tests」のフィルムの一部をプリントした写真と、ウォーホルの作品制作に携わっていたジェラード・マランガ(Gerard Malanga)の散文詩を収めたアートブック「Screen Tests / A Diary」復刻版(2000部、予価4800円)を日本限定で5月12日に刊行する。今年は初版刊行から50年目だ。

 「Screen Tests」は、ウォーホルやマランガの作品制作スタジオ、ファクトリーを訪れたさまざまな人々のバストアップを撮影した実験映画作品だ。1960年代にファクトリーを訪れたルー・リード(Lou Reed)、ニコ(NICO)、イーディ・セジウィック(Edie Sedgwick)、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)らニューヨークのカルチャーシーンの中心人物たちを被写体に選んでいる。「Screen Tests / A Diary」はフィルムロールにラフなトリミングを施しており、ウォーホルの絵画作品とは異なるマランガのアイディアを反映した作品だ。67年の初版は、当時ほとんど売れず、出版社は大量の在庫を断裁処分した。そのため、現存する冊数が少なく、古書市場では50万円以上する希少本になっている。

 リムアートは復刻版の刊行に際し、同社の展示スペースで5月中旬にインスタレーションを開催する予定だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。