ディー・エヌ・エー(DeNA)と小学館は20日、共同でのデジタルメディアの創出・運営について検討する基本合意書を締結した。ディー・エヌ・エーは「メリー(MERY)」「ウェルク(WELQ)」などのキュレーションサイトで多くの問題引き起こした編集について、多くのノウハウを持つ小学館と組むことで、新しいデジタルメディア創出を狙う。
小学館もファッション分野で「しごとなでしこ」「ライブラリー トーキョー(LIVERARY.TOKYO)」で、雑誌「キャンキャン(CANCAM)」「オッジ(OGGI)」「プレシャス(PRECIOUS)」など複数の雑誌にまたがるコンテンツと独自コンテンツをキュレーションしたデジタルメディアを展開してきた。小学館にとってもデジタル特有の拡散やコンテンツマネジメントを持つディー・エヌ・エーと組むことで、自社の優良なコンテンツをデジタル分野への展開を強化できるメリットがある。
両社は編集体制や記事内容のチェックなどの記事作成フローの研究のほか、ディー・エヌ・エーがこれまで培ってきたノウハウに関しても双方で活用する。運営するデジタルメディア事業の実施予定については「未定」という。