スニーカーショップのアトモス(ATMOS)は22日、バーニーズ ニューヨーク新宿店2階に「アトモス ミーツ バーニーズ ニューヨーク(ATMOS MEETS BARNEYS NEW YORK)」をオープンする。ハイファションを扱うスペシャリティストアのバーニーズ ニューヨークと、多種多様なプレミアムスニーカーを扱うアトモスが協業するインショップ。
2階の約半分を使用して、スニーカーやオリジナルウエアをラインアップ。壁にメンズを90足、ウィメンズを90足並べる。最大の特徴は、バーニーズ ニューヨークのスタイリング提案に、これまでは取り扱えなかったようなレアスニーカーを合わせられることだ。店内中央のマネキンで、「ハイク(HYKE)」や「COTT WEILER(コット ワイラー)」「ファセッタズム(FACETASM)」などにスニーカーを合わせたスタイリングを提案する。
アトモスの小島奉文ディレクターは「セレクトしたのはモノトーンが中心。ブランドで分けるのではなく、より上質なスニーカーを選んだ。スタイルとしてのスニーカーを提案したい」と話す。中心価格は1万~3万円台。「ナイキラボ(NIKE LAB)」のプレミアムライン“ピナクル(PINNACLE)”シリーズなども置く。「これまでのアトモスの店舗では、客層と価格帯が合わなく、扱わなかった高価格帯のスニーカーもあった。今回の出店で、スニーカーのアウトプット先が増えたと前向きに捉えている」と期待をにじませる。「スニーカーを履かなかった客層にもスニーカーを知ってもらうチャンス。最新技術を搭載したスニーカーは、衝撃だと思う。どのようなスニーカーが好まれるのか未知数な部分もあるので、まずはゴールデンウイークの消費動向を見ながらよりターゲットに合わせた商品をそろえていきたい」。
アトモスの顧客年齢層は20代後半~30代が中心。最近では、ティーンズフェス「超十代」などにも参加し、新しい年齢層の開拓にも積極的だ。小島ディレクターは「新宿には既に高島屋前のスポーツ バイ ラボ アトモスと、歌舞伎町側の新宿店を構えているが、新宿の商圏はとても大きく、2店舗でも客層が全く違う。『アトモス ミーツ バーニーズ ニューヨーク』では、これまで獲得できていなかったハイファッションを好む人々にリーチできると考えており、マーケット拡大の可能性を感じている」と出店の経緯を話した。
23日には、3月に発売した“ナイキ エアマックス1(NIKE AIR MAX1)”の“アトモス エレファント(ATMOS ELEPHANT)”(1万6000円)を数量限定で販売する。