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ファンケルが2017年度はデジタルにフォーカス、AIも導入

 ファンケル(FANCL)は今年、デジタルにフォーカスした施策を立てる。15年から広告に大きく投資し続けている同社は、今後テレビや紙媒体などのマス広告の割合を減らし、ウェブの広告費用に充てる。また、カタログも40代以上のマチュア世代にのみ送付し、今後はメールマガジンなど、デジタルでの情報発信に注力する。 

 島田和幸・社長兼最高経営責任者(CEO)は「若い顧客にカタログを送付しても、読まれないことが多かった。最近はウェブの注文も急増しており、インターネットの存在がますます大きくなっている。デジタルプラットホームでの情報発信に力を入れ、カタログ製作のコスト削減を図る」と語った。昨年は会員専用のアプリで新商品のキャンペーン情報やクーポンを配信することにより、新規顧客の獲得にも繋がったという。また、ECサイトの基盤を再構築する他、AI(人工知能)などの最新技術を取り入れる。「AIは、電話窓口でテスト導入する。オペレーターがスムーズに電話対応できるように、AIがサポートできるような体制を整えたい」。

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