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「ディーン & デルーカ」に「ラルフ ローレン」首脳が転職

 ディーン&デルーカ(DEAN & DELUCA)は、「ディーン&デルーカ」事業のマーケット&グローバル・リテール担当プレジデントに、ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)出身のラウラ・レンドルム(Laura Lendrum)を起用する。レンドルム・プレジデントは、ラルフ ローレン社で「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」「RRL」「デニム&サプライ(DENIM & SUPPLY)」などの店舗開発を担当したプレジデント。グッチ(GUCCI)やイヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)など、ラグジュアリー市場のベテランだ。

 レンドルム・プレジデントは、事業戦略やマネージメント、国内&海外の小売などを統括する。ウェブやソーシャルメディア、アプリなどのデジタル戦略も手がける予定だ。「『ディーン & デルーカ』は、ラグジュアリー市場に似ている。顧客にユニークでバラエティ豊かな商品を提供するのは同じこと」と彼女。マイアミなどでテストしたファストフード業態、シェフが目の前で料理を作ってくれるカフェの開発にも取り組むことになりそうだ。

 ディーン&デルーカは、ジョルジオ・デルーカ(Giorgio DeLuca)が1977年に創業。2014年には株式の過半数をタイのデベロッパー、ペース・デベロップメント・コープ(Pace Development Corp.)が取得している。同社は「レンドルムのラグジュアリー・マーケットで培った経験とノウハウは、ブランドがオンライン、オフラインの双方で究極にラグジュアリーなショッピング体験を提供するうえで欠かせない」と話している。

 日本の「ディーン&デルーカ」は、ライフスタイル事業の「シボネ(CIBONE)」や「ジョージズ(GEORGE'S)」などを手がけるウェルカムが展開する。

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