パリコレでの発表が通算100回目になった「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」の2017-18年秋冬コレクションが好調だ。アーカイブパターンに新たにグラフィカルな柄をのせた同コレクションは、日本における卸の売上高が前年同期比16%増をマーク。得意のプリントアイテムだけではなく、フェイクファーのコートやアウター、3万円台から用意するデニムパンツなどのデニムアイテムも売り上げを押し上げた。
一方、同シーズンのメンズも同13%増と好調に推移。メンズでは同シーズン初登場した3万円台のデニムパンツに加え、クロップド丈のチャンキーニットなどが人気を集めた。これまで、ワイドがメーンだったパンツもスキニータイプのスラックスやクロップド丈などが登場したことも要因だ。また、メンズ・コレクションもブランドのルーツを掘り下げる内容で、英国やスコットランドの生地を用いたアイテムや、ファブリックメーカーのロゴをプリントしたアイテムなども人気を集めた。