男性誌「メンズノンノ(MEN'S NON-NO)」(集英社)でのモデル業のみならず、現在、ドラマや映画に立て続けに出演し、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している人気俳優・成田凌。色気のある独特の演技で存在感を放つ中、現在フジテレビ系列で放映中のドラマ「人は見た目が100パーセント」(毎週木曜日、夜10時~)では人気美容師・榊圭一役を熱演中。自信もかつて志していたという“美容師”と、“役者”についての思いを聞いた。
WWDビューティ(以下、WWD):現在放映中のドラマ「人は見た目が100パーセント」では、イケメン美容師役を演じていますね。実際に美容師免許も持っていますが、いつ取得されたのですか?
成田凌(以下、成田):高校時代、普通の大学に進むという選択肢は自分にはなかったので、友人の影響もあって美容専門学校に進みました。美容師免許はそこで取得しています。美容にはもともと興味があったので、学生時代は練習もよくしていたし、カットのコンテストで入賞したりもしました。就職活動では多くのサロンからアプローチがあったりして、これは美容師になったら絶対に売れるなと(笑)。でもその反面、そのまま美容師になることには物足りなさを感じてしまった部分もありました。
WWD:そこからなぜ俳優になろうと思ったのですか?
成田:専門学生時代に東京コレクションのショーを見に行ったとき、フロントローに座っていた某俳優の、圧倒的な存在感とオーラに刺激を受けたことがきっかけです。そこからこの世界に入ることを決心し、「メンズノンノ」でモデルとしてのキャリアをスタート、2年半前には役者としてデビューできました。人生において“大事なこと”ほど選択が早いのが強みです。
WWD:スピード感がありますね。実際にドラマで美容師役を演じてみてどう感じていますか?
成田:今になって、18歳の時に夢見ていた“売れっ子美容師”を演じているのはなんだか感慨深いですね。久しぶりにハサミを持ってみるとテンションが上がります。専門の同期とは今でも週に一度フットサルをしたり、髪を切ってもらったりしているので、美容師という職業は今でも身近な存在です。
WWD:自身の美容にはこだわっていますか?
成田:毎日化粧水と乳液でスキンケアしています。肌が弱いので、ナチュラルとかオーガニック系のものを選ぶことが多いです。ドラマと映画が同時にクランクインしたりすると、多忙のストレスからニキビができてしまったりすることもあるのですが、先日ヘアメイクさんに買ってもらったスチーマーを試したら、肌がすぐに生き返ったので続けようと思っています。あとは、スポーツをしたり、できるだけ野菜や栄養を取ったりと、健康や食生活にも気を使うようにしていますね。
WWD:役柄によってヘアスタイルもさまざまですが、今一番やりたいヘアスタイルは?
成田:坊主ですね。単純にかっこいいと思うから。仕事の都合でなかなか実現できないですが、今やりたいことは、丸刈りと日焼けかな。
WWD:今後のビジョンは?
成田:役者としてはまだまだ走り始めで、2~3年後に何をやっているかは自分でもわからないです。でも、どんな形であっても“表現”はしていたいですね。何かを作ることが好きなので、最近は、へたですけど、家で絵を書いたりもします。いろんな面の“成田凌”を見てもらって、みんなにワクワクしてもらえたら嬉しいですね。