ファッションECサイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するスタートトゥデイは今後の商品取扱高の拡大に対応するため、2018年秋をめどにフルフィルメント業務全般を行う物流センターを大幅拡張する。物流施設会社のプロロジスが開発する新たな物流施設「プロロジスパークつくば1」(茨城県)の全フロア(地上4層・約7万平方メートル)を新たに賃借する。
これに先駆けて、すでにある千葉県印西市の「プロロジスパーク千葉ニュータウン」の一部(約5万8000平方メートル)も7月から賃借する。合わせると、18年秋時点での合計物流拠点規模は約25万平方メートルになる見込み。現在の物流拠点規模は非公表だが、合計12万8000平方メートルを新設することを考えると、物流規模は18年秋までに約2倍になるとみられる。
17年3月期時点の商品取扱高は2120億円。18年3月期の商品取扱高は前期比27%増の2700億円を見込む。同社は中長期的な目標として商品取扱高5000億円を掲げており、これに向けた物流施設の準備と推測される。