マークスタイラーは今秋、SC向けファミリー業態「コトリカ(COTORICA.)」をスタートする。自然や家族の温もりなどを意味する造語「LIFEWARMTH」を加えた“SENCE OF LIFEWARMTH”をコンセプトに、30〜40代の男女とキッズをターゲットにする。メンズとウィメンズの商品は生地、シルエット、ディテールをカスタマイズできるデニムアイテムを主力に、カットソーやニットなどカジュアルテイストの自社アパレル商品を置く。中心価格帯は3000〜5000円。この他に、古着や食器、アウトドアグッズ、植栽などの商品もそろえる。構成比率はアパレル7割、ライフグッズ3割。
「ムルーア(MURUA)」や「エモダ(EMODA)」「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」などファッションビル向けのヤングブランドを主に擁する同社がSC業態を立ち上げるのは初めて。関東圏内での出店を皮切りに、将来的に全国の主要都市にも構える計画だ。店舗デザインは、植物を多く置いたナチュラルなテイストをイメージ。店舗面積は、165〜231平方メートルを標準にする。同社は「コトリカ」立ち上げを機にSC事業部を設立。芦澤潤SC事業準備室室長を軸に、新たな市場開拓を進める。