「ランバン(LANVIN)」のウィメンズ・アーティスティック・ディレクターのブシュラ・ジャラール(Bouchra Jarrar)は、芸術文化勲章オフィシエを受章した。そのセレモニーが6月28日、フランス・パリ市立ガレリア美術館・モード&コスチューム博物館で行われた。セレモニーには、オードレ・アズレ(Audrey Azoulay)前文化・通信大臣、クリスチャン・トビラ(Christiane Taubira)元司法大臣、オリヴィエ・サイヤール(Olivier Saillard)=パレ・ガリパリ市立ガレリア美術館・モード&コスチューム博物館館長、セルジョ・ラヴィーニュ(Serge Lasvignes)=ポンピドゥ・センター会長、映画監督のニコール・ガルシア(Nicole Garcia)、女優のラチダ・ブラニ(Rachida Brakni)、歌手のケレン・アン(Keren Ann)、デザイナーのファリーダ・ケルファ・セドゥ(Farida Khelfa)、メルセデス・エラ=アバス ワールドワイド・エグゼクティブ・プレジデント、ドミニク・イサーマンらが出席した。
アズレ前文化・通信大臣は、「ブシュラ・ジャラールはファッションが社会にもたらしうる現象のシンボルであり、鋭い視点と深いレジリエンスで常に前向きな姿勢がある。それは、彼女のデザインの背景に、世界を理解し支援するという希望もあるから」と紹介した。また、「彼女のデザインは、完璧なストラクチャーとパーフェクトなカットでとても女性らしく、フリュイドと軽さは、揺るぎない強いラインから構築されている。私から見ると、今日の女性が探し求めている理想のスタイル。それを、現実に昇華させるためにデザインを生かしている。」とコメントした。