富士フイルムのスキンケアブランド「アスタリフト(ASTALIFT)」が7月11日、都内で発表会を開催し、初のプレステージシリーズ「アスタリフト イン フォーカス(ASTALIFT IN-FOCUS)」を発表した。第1弾商品として美容液「アスタリフト イン フォーカス セルアクティブ セラム」を9月1日に百貨店限定で発売。また、同シリーズの発売に伴い、高島屋の玉川店と大阪店を手始めに百貨店での対面カウンセリング販売も開始する。
「アスタリフト イン フォーカス」はブランド初となる、幹細胞に着目したシリーズ。高い抗酸化作用を持ちブランドの柱となっている成分“アスタキサンチン”と、細胞分裂の際に生じる“細胞複製ストレス”に働きかける“ニコチン酸トコフェロール”を独自技術で組み合わせてナノ化した、「ナノアスタキサンチンCP+」を配合した。また、真皮細胞に存在し、表皮細胞の活性化に影響を与える成長因子「IGF-1」の活性化を促す成分をナノ化した新開発成分「ナノボスウェリン酸」も配合。肌のイオンで溶けるジェル状のテクスチャーとナノレベルの肌への浸透で、細胞レベルのエイジングケアにアプローチする。
富士フイルムは2014年に再生医療製品の研究、開発を行っているジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J-TEC)を、15年にIPS細胞研究を行う米国企業セルラー・ダイナミクス・インターナショナル(Cellular Dynamics International)を子会社化しており、再生医療研究のスキンケア研究を行っていた。
百貨店カウンターでは新シリーズを軸に、ドラッグストアやバラエティショップなどで取り扱っている既存シリーズも展開。今後は出店百貨店や新シリーズのラインアップを拡大していく予定で、直営店や総合スーパーで行っていたカウンセリング販売の幅を広げ、顧客ニーズに合った商品紹介を強化する。