「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」はアンダーズ東京で、デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)が手掛ける全コレクションを披露した。同ブランドだけでなく、「アディダス バイ ステラ マッカートニー(ADIDAS BY STELLA McCARTNEY)」、スイムウエア、アイウエアまで、デザイナーが手掛ける全コレクションを東京で一挙に見せるのはこれが初めて。デザイナー本人も来日し、遊び心のあるプレゼンテーションでゲストを楽ませた。
ステラらしい遊び心溢れるプレゼンテーションが印象的だ。18年プレ・スプリング・コレクションは先月ニューヨークで発表されたもので、英国や日本のランドマークのセットの中で、ミニゴルフに興じるモデルたちがまとった。一方、メンズはアーケードゲームを楽しむモデルたちが着用し、隣に住む少年のような無頓着さから、刺激的なサルトリアリズムまで、英国のメンズウエアにインスパイアされたコレクションを披露した。アーケードゲームのセットの前には、UFOキャッチャーが設置され、来場者もモデル同様、「ステラ マッカートニー」のサングラスを狙ってゲームを楽しんだ。
また、人気の“ファラベラ”バッグの新作や人気厚底シューズ“エリス”のスニーカータイプ“スニーク エリス”の新作、“ステラ スター”の新作を展示。メンズのアクセサリーは、色入りのレンズや活気に満ちた虹色のアセテートアイウエアが並んだ。また、先日発表されたばかりの若い女性向けのフレグランスも展示された。
「アディダス バイ ステラ マッカートニー」では、バーチャルリアリティの体験を用意した。来場者たちはVRゴーグルを装着し、360度のパノラマ空間へと導かれる。VR上に萬波ユカやCHIHARUら4人の女性が登場し、シティラン、トレーニング、トレイルラン、ヨガの4つのワークアウトシーンを、今回のコレクションのインスピレーションになった「都市」と「自然」のシーン別に体現した。「自然」をシームレスに行き来するスポーツパフォーマンスが披露された。ステラは「都市生活とアウトドア、その両方が私に限りないインスピレーションの源を与えてくれます。自然からヒントを得たプリントやディテール、各種のテクノロジーがそれを示しています。今シーズンのコレクションはワークアウトの種類や天候に関わらず、どんな環境においても、女性たちがクリエイティブであり、前向きであるようにデザインされています。私たちは、楽しく画期的な方法でこれを伝えたいという想いから、この遊び心溢れるVR体験を創り出しました」とコメントした。
ゲストには太田莉菜、滝川クリステル、夏木マリ、ヤングジュヴナイルユースのYUKI、 秋元梢、首藤康之、竜生涼、杉山ハリー、マドモアゼル ユリア、空山基、松井冬子、蜷川実花、山下翔平、マイカ ルブテ、林田岬優、山口裕子らが来場。フライドポテトやピザ、ベジタブルバーガーやポップコーンといったポップなケータリングに、英国の夏の風物詩のカクテル「ピムス&レモネード」やステラビール、ギネスなどが振る舞われた。