トッズ グループ(TOD’S GROUP)傘下「フェイ(FAY)」のクリエイティブ・デュオ、トマソ・アキラーノ(Tommaso Aquilano)とロベルト・リモンディ(Roberto Rimondi)が退任することが明らかとなった。二人は2011年にジャイルズ・ディーコン(Giles Deacon)の後任として「フェイ」のデザイナーに就任した。
アンドレア・デッラ・ヴァッレ(Andrea Della Valle)=トッズ・グループ副社長は「わが社を代表して、ブランドの進化に尽力してくれたトマソとロベルトに感謝したい。個人的には、このコラボレーションは両者にとって、とても実りのあるものだと思っている」と語った。
これに対してアキラーノは「この6年間は貴重な経験だった。認知度向上や商業的成功といった結果が出ている。われわれの退任は円満なもので、終わりは自然とやってきた」と話した。
「フェイ」は世界進出を進めた結果、16年の売上高が前年比5.3%増の6260万ユーロ(約80億円)の増収だった。
アキラーノとリモンディによる「フェイ」での仕事は、18年プレ・スプリング・コレクションまで。今後は自身のブランドである「アキラーノ・リモンディ(AQUILANO.RIMONDI)」と17年春にローンチした「アルト(AR.RT)」に注力する。