ファッション

MoMA「アイテム:ファッションはモダンか?」展、今秋開催

 ニューヨーク近代美術館(MoMA)は、この100年で世界に大きな影響を与えた服やアクセサリー111種を展示する「アイテム:ファッションはモダンか?(Items: Is Fashion Modern?)」展を開催する。開催期間は10月1日から2018年1月28日まで。

 MoMAの6フロアを全て使用して開催され、「リーバイス(LEVI'S)」の“501”ジーンズや、「ナイキ(NIKE)」の“エアフォース1(AIR FORCE 1)”、「シャネル(CHANEL)」の“No.5”の香水瓶、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」と「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」がコラボしたウエストポーチなど、幅広いジャンルのアイテムを歴史や起源を示す写真や映像と共に展示する。

 111種のアイテムを “ファッションとスポーツがどのように交差したか”“日常的に着る服”“パワー”というテーマ別に展示していく。さらに、サイズやイメージ、ジェンダー等に緩くカテゴリー分けし、リトル・ブラック・ドレス、ワンダーブラ、サリー、ルディ・ガーンライヒ(Rudi Gernreich)のユニセックスプロジェクトなどを展示。その他にも、レオタードや防水透湿性素材“ゴアテックス(Gore-Tex)”など、時代ごとの新しいテクノロジーにフォーカスしたセクションや、“解放”“反逆”に焦点を当て、それらを象徴するフーディやタートルネック、レザーパンツなどを展示するセクションがあり、総展示数は約350点になる。

 パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)建築・デザイン部門シニア・キュレーター兼リサーチ・アンド・ディベロップメント・ディレクターとミシェル・ミラー・フィッシャー(Michelle Millar Fisher)同部門キュラトリアル・アシスタントが同展示の指揮を執る。同展示のタイトル「Items: Is Fashion Modern?」は、1944年に建築家兼キュレーターのバーナード・ルドフスキー(Bernard Rudofsky)によって開催された「Are Clothes Modern?」展へのオマージュ。MoMAがこの分野で企画展を開催するのは今回を除くと44年の展示のみだった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。