「クレージュ(COURREGES)」は、アーティスティック・ディレクターのセバスチャン・マイヤー(Sebastien Meyer)と アルノー・ヴァイヨン(Arnaud Vaillant)が退任することを発表した。退任は双方の合意によるもので、後任については4月に就任したフランソワ・ル・メナエーズ(Francois Le Menaheze)社長が近日中に発表する予定だ。「クレージュ」は、「彼らは『クレージュ』の作法や、ブランドのユニークさとイノーベイティブ精神を象徴する独特の形を再解釈するという目標を達成した。二人はこれから新たなクリエイティブ・プロジェクトに専念する」と発表した。
マイヤーとヴァイヨンは、「コぺルニ(COPERNI)」で2014年度ANDAMファースト・コレクション賞を受賞して業界の注目株となったが、「クレージュ」に専念するため、同ブランドの活動を休止していた。
3月に本社で発表された2017-18年秋冬コレクションが「クレージュ」での最後の仕事となった。発表は巨大なスクリーンにコレクションの映像を投影し、デザイナー自身がその場で解説するという、テクノロジー業界で頻繁にみられる手法を取った。
ともに27歳のマイヤーとヴァイヨンは今後について、ジャケット、ミニスカート、ニット、構築的なドレスという4つの強みと、楽観主義、スマートデザイン、対話という3つの価値観に焦点を当てていくと公表している。