フリマアプリのメルカリが株式の上場を東京証券取引所に申請したと22日付の日本経済新聞が報じた。21日までに東証への予備申請を終え、8月頃の株主総会後に本申請を行うという。年内の上場を目指すとみられ、上場市場は東証1部や東証マザーズと想定される。時価総額も1000億円を超える大型の上場となりそうだ。
これに対してメルカリは、「今後の事業拡大のため、さまざまな可能性を検討しているが、現段階において決定している事実はない」としている。
メルカリは2013年に山田進太郎・会長兼最高経営責任者が設立。2017年6月現在の「メルカリ」ダウンロード数は国内で5000万。1カ月の商品流通高は100億円を超える。今年4月に小泉文明・新社長が就任し、山田会長とともにグローバルでの事業拡大を目指していた。今年に入ってから現金出品問題や顧客情報の漏洩などが続いており、上場までに解決すべき課題は多いようだ。