ユニクロ(UNIQLO)は、アメリカの空港やショッピングセンターに自動販売機「ユニクロ トゥー ゴー(UNIQLO TO GO)」を設置する。“ヒートテック”など、「ユニクロ」を代表するライフウエア(LIFEWEAR)を販売する同自販機は、8月2日にオークランド空港に第1号機が登場。続いて、10日にロサンゼルスのハリウッド&ハイランドセンター、17日にヒューストン空港、22日にニューヨーク州エルムハーストのクイーンズ センターに設置する。さらに6機の設置も近々発表予定だ。
ユニクロの広報によると、同社は空港やモールのオーナーに最もトラフィックの多い場所を特定するように直接交渉しており、アミューズメントパークや駅、映画館などとも交渉しているという。
「いつでもどこでもわれわれの商品への需要を喚起したい。新しくて簡単な購買方法の提供だ」と滝寛志ユニクロUSA最高経営責任者。「『ユニクロ トゥー ゴー』はわれわれの“ライフウエア”の中でもベストなものを販売する。旅行者にかさばらない暖かいジャケットや便利な下着を、ボタン一押しで。顧客のリアルなニーズに応えたいし、この新しいコンセプトを通して、より多くの人にリーチしたい」と語る。
販売機のタッチスクリーンで商品をカートに入れて購入。デビットカードやクレジットカードで決済でき、購入手続きが済むと、ロボットアームが商品を受け取り口まで運ぶ。“ウルトラライトダウン”はナイロンのドローストリングスバッグに入って69.90ドル(約7600円)、缶に入った“ヒートテック”のトップスは14.90ドル(約1600円)だ。
なお、日本での同販売機の導入は今のところ予定していないという。