「カナダグース(CANADA GOOSE)」は8月14日、初のニットウエアコレクションを発表した。コレクションはメリノウールで編まれたヘビーウェイトやミッドウェイトのニットや、メリノウールとダウンを混ぜたニットなど、全15型。3サイズ、4色で展開し、価格帯は295~650ドル(約3万2000~7万円)だ。ウィメンズとメンズの両ラインを用意した。
イタリアの職人と共同でカナダでデザインを行い、イタリアで生産した。ジャッキー・ポーリアドジアン・アッシュ(Jackie Poriadjian Asch)=チーフ・マーケティング・オフィサーは「わが社はカナダの製造業を誇ると同時にサポートしており、その姿勢は今後も変わらない。しかし、ニットウエアについては検討した結果、イタリアで生産するのが正しいと判断した」と話した。
同コレクションを開発するにあたり、同社は「サーマル・マッピング」という技術を採用。ダウンジャケットを作る際にも使用している技術で、体温を調節するために場所によって編み方を変え、着心地、暖かさ、通気性に優れている。
「わが社の商品を思い浮かべると極寒の場所を連想するが、今回は西海岸の湿った気候から着想を得た。同コレクションはわが社の象徴的なアイテムになるだろう」とポーリアドジアン・アッシュ=チーフ・マーケティング・オフィサーは話す。
同コレクションは、まずは「カナダグース」のECサイトとトロントおよびニューヨークの旗艦店で販売され、ニューヨークのサックス・フィフス・ アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)とシカゴのノードストロム(NORDSTROM)を始めとする、世界5都市の百貨店で順次販売していく。
なお、同社はニットウエアの他に、フリースについても販売を予定している。また、将来的にはフットウエアやトラベル用品についても販売を検討する予定だ。