ロサンゼルス発のセレクトショップ「フレッド シーガル(FRED SEGAL)」の日本事業を、ナノ・ユニバース(NANO UNIVERSE)前社長の藤田浩行氏が譲り受けることが分かった。フレッド シーガル社と、藤田氏が共同出資しクリエイティブ・ディレクターを務めるヰノセントが8月10日付でライセンス契約を交わした。今後はフレッド シーガル ジャパンを設立する予定で、藤田氏が100%出資し、社長に就任する。
代官山店、横浜店、神戸店の3店舗のうち、代官山店は継続する予定。マリン&ウォーク ヨコハマ(MARINE & WALK YOKOHAMA)横浜店は引き継がず、現在の事業会社MFSJとオーナーである諸戸ホールディングスによって閉鎖される。大丸神戸店が運営する神戸旧居留地・商船三井ビルディングに店を構える神戸店については継承したい意向を示している。店舗スタッフについては継続して雇用する予定。「『フレッド シーガル』が大好きな方々が多いので、全員と面接をし、残ってもらえるように声を掛けていく」方針。本社スタッフについては前経営陣から7月に解雇通知が出されており、ほぼ残っていない状況だ。ナノ・ユニバースの立ち上げ当時と同様、藤田氏がクリエイティブ・ディレクターとバイヤー、MDまで兼務して、事業のベースを築いていく考え。