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ザ ハット グループがグロッシーボックスを買収

 イギリスのビューティ系eコマース企業のザ ハット グループ(THE HUT GROUP)が化粧品の定期購入型のサンプリングボックス、グロッシーボックス(GLOSSYBOX)をロケット インターネット(ROCKET INTERNET)とキネヴィック オンライン(KINNEVIK ONLINE)から買収した。取引額は公開していない。

 グロッシーボックスは2011年にドイツ・ベルリンで設立され、現在10の市場で展開している。業界筋によると、年商は5000万ポンド(約71億円)以上で、年々30%以上伸びているという。一方、ザ ハット グループはルックファンタスティック(LOOKFANTASTIC)やビューティ ボックス(BEAUTY BOX)、マイギークボックス(MYGEEKBOX)、ポップインアボックス(POPINABOX)など、数多くの定期購入型のサンプリングボックス企業を傘下に収めている。

 ザ ハット グループはグロッシーボックスのベルリン事業を同社のテクノロジーの中核として発展させる計画だ。業界筋によると、同社は他のビューティ企業を買収し、サンプリングサービスとECなどのコンテンツを融合したオンラインプラットフォームの構築を検討しているという。また、グロッシーボックスの北米事業にも注力するという。

 グロッシーボックスは11年にビューティ・トレンド・ジャパンと提携し日本上陸。その後14年7月にアットコスメ(@COSME)を運営するアイスタイルが日本事業を引き継ぎ、15年7月に名称を「ブルームボックス(BLOOMBOX BY @COSME)」に変更した。

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