ファッション

「アニオナ」の半世紀を振り返る 伊大使館でショーを開催

 三喜商事は9月5日、同社が輸入卸を行うイタリアのブランド「アニオナ(AGNONA)」の2017-18年秋冬のショーをイタリア大使館で開催した。また、同社は1970年代から「アニオナ」のテキスタイルとプレタポルテを日本に輸入しており、半世紀にわたる日本での取り組みを記念して「A LONG AND RICH HISTORY OF AGNONA IN JAPAN(日本におけるアニオナの長く豊かな歴史)」と銘打った展示を同時に開催。展示は、53年に上質繊維のサプライヤーとして創業以降、数々の有名オートクチュールブランドにテキスタイルを供給し、70年代から開始したプレタポルテが現在までどのように成長してきたかの軌跡をたどる内容だった。

 当日はアレッサンドラ・カッラ(Alessandra Carra)=アニオナ最高経営責任者(CEO)とサイモン・ホロウェイ(Simon Holloway)=クリエイティブ・ディレクターが来日。2016-17年秋冬シーズンから同職に就任後、初来日となるホロウェイ=クリエイティブ・ディレクターは「日本人は高品質へのこだわりが強く、独自の感覚を持っている」と話し、「アニオナ」の高品質な生地を使用した自身のコレクションが日本でさらにプレゼンスを高めることに期待を寄せた。

 また、ショーを観覧したジョルジョ・スタラーチェ(Giorgio Starace)駐日イタリア大使は「サイモンがデザインした美しい洋服の数々は、見る者に幸せを与えてくれた。また、イタリアのデザインやファッションが世界のマーケットでどれだけ戦えるかという可能性を再認識させてくれた」と称えた。

なお、同ブランドは近日中にアニバーサリーカプセルコレクションを発表予定だという。ニットウエアのコレクションで、「アニオナ」らしい美しい色を多数使用し、色合わせを楽しむことができるという。

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