フレンズの「ミュベール(MUVEIL)」は9月8日、東京・南青山に構える旗艦店の「ギャラリーミュベール(GALLERY MUVEIL)」をリニューアルオープンした。今年はブランド設立10周年のアニバーサリーイヤー。ショップコンセプトを「皆さまに寄り添う“洋品店”」へと刷新。内装は洋館やホテルのサロンをイメージし、インテリアに落ち着いたミントグリーンとトリコロール柄を取り入れた。
リニューアルの目玉は、中2階に設置した商品への刺しゅうやボタンの付け替えサービスを行うスペースの「アトリエ・コラージュ」だ。ブランドのフィルターを通して選んだ銀座のボタン屋「ミタケボタン(MITAKE BUTTONS)」とフランスの手芸材料店「ラドグリー(LA DOROGURIE)」のボタンやワッペンなど、100種類以上の素材をそろえ、カスタマイズの提案をしていく。また、ブランドの代表的なテキスタイルの“ハナカモフラージュ”や“ハナレオパード”を販売する。さらに、これまで店頭で行ってきた刺しゅう家の田口あゆみによる刺しゅう教室は、月2~3回で継続していく。
店内奥のスペースでは、ブランドの人気商品である4人組のオシャレなマダムをイメージした“グランマ チャーム(GRADMA CHARM)”のアーカイブを展示中。これまで毎シーズン、テーマに合わせてさまざまな装いで登場したローズ、ジャスミン、リリー、バイオレットの4人はコレクターも多い。
リニューアルを記念して、ブランド名にも由来するスズラン(muget)を刺しゅうしたワンピースやパーカ、スカートの他、一つ一つアトリエスタッフが手描きしたグラフィティースニーカーなどを販売している。
中山路子デザイナーは「10年を迎えて、これから『ミュベール』が提案していくのは“お客さまのそばに寄り添えるお洋服”。1日でも長く愛着を持ち続けてもらえるよう、刺しゅうやボタンでお好みに替えてもらいたい。将来的には、お客さまのお手持ちの『ミュベール』の服を、クッションやバッグに変えるようなリメイク企画など、時空を超えた提案も行っていきたい」と話す。
■ギャラリーミュベール
時間:11:30〜20:00
住所:東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山 地下1階