9月7日にフランス人投資家グザヴィエ・マリー(Xavier Marie)が株式の80%を取得することが発表されたポール カ(PAULE KA)に、ブランドの創設者であるセルジュ・キャシュファンジェ(Serge Cajfinger)が復帰する。
キャシュファンジェは1988年に同ブランドを立ち上げ、2014年にクリエイティブ・デザイナーを退任。復帰後はデザイナーではなく、同社の副会長としてクリエイティブチームを統括する。まずは、同ブランドのハウススタジオが制作中のプレ・フォール・コレクションを監督し、自身の復帰後初となるフルコレクションは18年3月のパリ・コレクションで発表する予定だ。これは同ブランド設立30周年記念の年に当たる。
ポール カを買収したマリーは家具や室内装飾を取り扱うメゾン・デュ・モンド(MAISONS DU MONDE)の創業者兼前最高経営責任者(CEO)。投資会社チェンジ キャピタル パートナーズ(CHANGE CAPITAL PARTNERS)が全株式を所有していたが、今後は売却した残りの20%を保有する。売却が決まった時点で、カトリーヌ・ヴォトラン(Catherine Vautrin)=ポール カCEOおよびアリツィア・スプーリ・ザンペッティ(Alithia Spuri-Zampetti)同クリエイティブ・ディレクターの退任も発表されていた。