時計を主力とする米国ブランド「シャイノラ・デトロイト(SHINOLA DETROIT)」は10月4日、伊勢丹新宿本店本館4階にウィメンズに特化したショップをオープンした。同ブランドは今年5月、同店メンズ館の7階にメンズショップも出店している。
「シャイノラ・デトロイト」は、ミシガン州デトロイトで2011年に創業。時計をはじめバッグ、レザーグッズ、ステーショナリーなどをデザイン・生産している。米国製へのこだわりがブランドアイデンティティーであり、現在アメリカ国内に直営店24店舗を構えており、約600人の雇用を創出している。
店頭では、リネン製カバーの付いたノートにエンボスで文字や数字を入れるサービスや、ウオッチヘッドとストラップの組み合わせで約800通りから自分好みの1本を手に入れることのできるサービスも実施。高まるカスタマイゼーション熱に対応する。
9月に来日したダニエル・コーディル(Daniel Caudill)=クリエイティブ・ディレクターは、「日本の消費者は、品質やディテールに対して強いこだわりを持つ。また時代を経てもすり減らないものへの理解もあり、色褪せることなく楽しめる『シャイノラ・デトロイト』は、日本の女性にも気に入っていただけるはずだ」とコメント。
同ブランドは14年からウィメンズ・デザイン・ディレクターとして、モデルのキャロリン・マーフィー(Carolyn Murphy)を起用。女性向けアイテムに、いっそう力を入れている。米国らしいインダストリアルなプロダクトに、女性ディレクターらしい上品さを添えたアイテムは、時計が7万1000~13万5000円、バッグが5万9000円~、ステーショナリーが2800円~。
上戸誠・三越伊勢丹 婦人 子供 婦人雑貨統括部バイヤーは、「『シャイノラ・デトロイト』の魅力は、用の美につきる。ウィメンズショップでは働く女性を意識し、A4サイズの書類も入る大ぶりなバッグを中心にセレクトしている」と語った。