ファッション

「ピカール」商品を店内で味わえる代官山店がオープン ワークショップで調理法も訴求

 イオンの子会社、イオンサヴール(AEONSAVEUR)は10月4日、代官山にフランスの冷凍食品専門店「ピカール(PICARD)」の国内4店舗目の直営店をオープンした。同店は、中目黒店に試験的に配置していたイートインスペースを本格導入し、コーヒーやオレンジジュースのテイクアウトドリンクを初めて販売し、販売以外のタッチポイントを設けた。

 イートインスペースには電子レンジを置き、1人用にある“夏野菜のグラタン(498円)”や“サーモン、ポロネギ、粒マスタードのラザニア”(680円)、“鶏肉と夏野菜のペンネ グラタン風(780円)”など、セルフサービスで気軽に食べることができる。また、今後は一部スペースを使い、プロの調理家などが「ピカール」の商品を用いたクッキングのワークショップなどの開催も予定している。

 「ピカール」は昨年日本1号店をオープンした青山骨董通りで、200種類の商品ラインアップでスタートしたが、現在は230種類を超える。人気のクロワッサンやグラタン、ラザニアなど、電子レンジやオーブンを使ってすぐ食べられる商品から、“ブルターニュ産のアーティーチョーク(980円)”や“中華野菜ミックス(680円)”“人参とカボチャのピューレ(580円)”“4種類のきのこのソテー(980円)”“ニュージーランド産ラム骨付きロースステーキ用(1280円)”などの食材も取りそろえ、今回の代官山店を機に、料理で使える食材の訴求を狙う。パーティーなどでニーズが多くなるクリスマスまでには、約300種類をそろえる計画だ。

 小野倫子イオンサヴール社長は、「イートインスペースやワークショップを設けることで、『ピカール』の商品をさらに知ってもらいたい」と認知度アップを狙う。13日には、イオン品川シーサイド内に単独店をオープンする。現在の単独店舗は、麻布十番にも構えており、イオンの東雲店と東久留米店の食料品売り場内でも商品を販売している。年内は都内にもう1店舗をオープンする予定で、今後は首都圏を中心に店舗を増やし、地方ではECでの販売を強化するという。3〜5年以内にEC化率10%を図る。

■ピカール代官山店
オープン日:10月4日
時間:11:00〜21:00
定休日:なし
住所:東京都渋谷区代官山町17-3
席数:21席

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