ファンケル(FANCL)はネスレ日本と協業し、栄養や健康の問題解決に共同で取り組むプロジェクトを始動した。第1弾は「ネスレ ウェルネス アンバサダー」向けのカプセルで、「ネスレ ウェルネス抹茶」のリニューアルや、新商品2品を10月12日から販売している。ラテやお茶が簡単に作れる「ネスカフェ ドルチェ グスト」専用のカプセルだ。
「ネスレ ウェルネス抹茶」は、ネスレ日本が3月から販売しているビタミンやミネラルを配合した抹茶で、今回ファンケルと共同開発してリニューアル。日本人の食事で不足しやすいビタミンとミネラルを配合し、味は4種類をそろえる。また、ファンケルの人気ダイエットサプリ「カロリミット」とコラボした「ネスレ ウェルネス抹茶 カロリミット」と、目的別に美容成分を配合した「ネスレ ウェルネスラテ」3種が新商品としてラインアップ。10月末には、ビタミンやミネラルを配合した「キットカット」も発売予定だ。
「ネスレ ウェルネス アンバサダー」はビタミンやミネラル、美容成分を配合したカプセルドリンクの中から、専用サイトやアプリで質問に答えて自身のライフスタイルや目的に合わせて適切な商品を提案してくれるサービスだ。
池森賢二ファンケル創業者兼会長は「ファンケルは、30年以上前に肌に負担をかけない化粧品を作ろうと思い、防腐剤や酸化防止剤を一切含まない化粧品ブランドとしてスタートした。ネスレも元々は安全な乳児用の粉ミルクを作る会社として始まった。『問題解決』という創業時の理念が一緒だ。そして両社共に、高齢化社会が進む日本で健康的なクオリティーオブライフ(QOL)を上げることを目指している。われわれが長年培ったサプリメントや栄養の知識を生かすプロジェクトだ」と語った。高岡浩三ネスレ日本社長兼最高経営責任者は「和食は世界の中でも栄養バランスが整っているが、1日に必要な栄養素を十分に摂取できている日本人は少ない。今回、これまでのサプリメントと違い、美味しく、無理なく体の中からキレイになれる商品が誕生した。ファンケルと共に日本人の健康寿命の延伸を実現していきたい」と意気込んだ。