ファッション

奥山由之が写真展を開催、“ある村の日常”を表現した最新作70点を展示

 写真家で映像作家の奥山由之が11月18日〜12月24日、竹芝にあるGallery 916で写真展「As the Call, So the Echo」を開催する。写真家としての活動を始めて6年になる奥山が“写真の持つ気配”を再生させるきっかけになったという、ある村の日常を撮影。最新作約70点を4章構成で展示する。

 あわせて、会場に併設する展示室Gallery 916 smallで映像作品を上映する。期間中にはトークセッションとサイン会も予定しており、11月25日に写真家の上田義彦と、12月10日には写真評論家の飯沢耕太郎と奥山が対談を行う。写真集「As the Call, So the Echo」(出版:赤々舎、168P)の先行販売もする。

 タイトルについて奥山は、「いつだったか、たまたま開いた本で、気になるその字面に目が留まった。『呼びかけたから。こだまが返ってきたんだ』。直訳するとそんな意味合いだろうか。小さく声に出してみれば、語調や響きがまた良くて、悩んでいたタイトルはこの言葉にしようと思った」と説明する。

 奥山は1991年東京生まれ。2011年に写真集「Girl」で第34回写真新世紀優秀賞を受賞。16年には「BACON ICE CREAM」で第47回講談社出版文化賞写真賞を受賞した。過去の個展では、パルコミュージアムでの「BACON ICE CREAM」(16年)やPOSTでの「THE NEW STORY」(16年)、表参道ヒルズ スペース オーでの「君の住む街」などがある。

■As the Call, So the Echo
日程:11月18日〜12月24日
時間:平日 11:00〜20:00 / 土日・祝日 11:00〜18:30
定休日:月曜日(祝日を除く)
場所:Gallery 916
住所:東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル 6F
入場料:一般800円 / 大学生・シニア(60歳以上)500円 / 高校生300円 / 中学生以下無料

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