資生堂は2018年1月1日付けで、ヨーロッパ・中東・アフリカを統括する資生堂グループEMEAの社長兼最高経営責任者(CEO)にフランク・マリリー(Franck Marilly)が就任すると発表した。フランク・マリリー新社長兼CEOは、EMEA地域でフレグランスブランドやプレステージ化粧品ブランドの育成を含む事業を統括し、事業拡大を進める。また、昨年に生産・販売権を得た「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」で来年以降に新商品を販売するなど世界的ブランドのフレグランス事業を統括し更なる強化を図る。
資生堂EMEAは、ルイ・デサザール(Louis Desazars)が社長兼CEOを退任したばかりで、現在は同社の最高業務責任者であるエリック・アンリ(Eric Henry)が職務を代行している。マリリー新社長は、シャネル(CHANEL)のマネージングディレクター(イタリア、フランス担当)やファッション部門のシニア バイス プレジデント(アメリカ担当)を歴任し、10年から欧州でフレグランス&ビューティー部門のマネージングディレクターを務めてきた。