「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」を手掛けるヴァージル・アブローと「イケア(IKEA)」が、ミレニアル世代に向けたインテリア・コレクションの制作を進めている。すでに6月に「イケア」のアイコンショッパー“フラクタ(FRAKTA)”でコラボしている両者。マーカス・エングマン(Marcus Engman)「イケア」デザイン・マネジャーは、「彼のクリエイティブなアプローチが非常に興味深いと思った。建築業界出身というバックグラウンドからはじまり、彼のフィールドは多岐にわたる。1回きりのコラボではなく、彼のファッションと音楽における知識からもより多くのアイデアを得たいと考えた」と今回のコラボコレクションの経緯について説明する。
「人々の生活様式は大きく変わった」とヘンリク・モスト(Henrik Most)「イケア」クリエイティブ・リーダー。「イケア」の調査によるとミレニアル世代の11%が実際の家よりも職場や学校の方が居心地が良いと感じ、ノマド的な生活を送り、アートやデザインなど感性を重視。「イケア」とヴァージルのチームは、自分らしい空間を作る方法、パーソナライズやカスタマイズされた家具を模索しているという。
「これまでのデザインプロジェクトで1番綿密だ。家具でありながら、アートとしても楽しめるものにしたい」とヴァージルが話すように、コレクションは2019年の発売を目処に制作しているようだ。すでにSNSには“"KEEP OFF"”の文字をあしらった総柄のラグを投稿しているが、他に真っ赤なラグに青文字で“"BLUE"”の文字をあしらったシンプルなラグやさまざまな木材を使用した椅子、本棚、ランプなどを試作している。