三越伊勢丹は1月20日から「サロン・デュ・ショコラ 2018」を開催する。16回目となる今年のテーマは、“ショコラの偉大なる冒険 La grande adventure du Chocolat”。今年はフランスやベルギー、イタリア、英国、スペイン、スイス、フィンランド、ポルトガル、リトアニア、コロンビア、アメリカ、日本などから108ブランドが参加。そのうち、デンマークとマレーシア、シンガポールなどから17ブランドが初登場。その中でも4つの注目ブランドと販売予定のショコラを紹介する。
「アンテュイション バイ ジェロム・ドゥ・オリヴィエラ」
パティスリー世界大会史上最年少優勝者
2009年に洋菓子の国際大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の最年少優勝者となり、未だにその記録が更新しているジェロム・ドゥ・オリヴィエラによる「アンテュイション バイ ジェロム・ドゥ・オリヴィエラ(INTUITIONS BY JEROME DE OLIVEIRA)」。リヨン近辺のパティスリーやクリストフ・ミシャラクと共にホテル プラザアテネ パリで経験を積み、現在はカンヌなどに3店舗構える。珍しい雫型のシグニチャーショコラも「サロン・デュ・ショコラ 2018」にお目見えする。
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「カンタン・バイィ」
2017年に1号店をオープンしたばかりの期待の新鋭
2017年に出身地のリールにショップをオープンしたばかりのカンタン・バイィ(Quentin Bailly)。16歳で菓子作りの道に進み、21歳のときに地元を離れ、パリのパティスリーやフランス職人の称号「メイユール・ウブリエ・ド・フランス」を持つブーランジェリーの下で学んだ。13年には「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で優勝。パウダー状にした自家製スペキュロス(クッキーの一種)などのフレーバーの“ブリケット デュ ノール”やナッツやバニラなどこだわりの素材を詰めた“ショコラ アソート”を販売する予定。
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「キャラメル パリ」
「ラデュレ」で10年間経験を積んだ31歳シェフ
ノルマンディー出身のニコラ・アーウィンによる「キャラメル パリ(KARAMEL PARIS)」。その名前の通り、キャラメルをコンセプトにしたブランドだ。「ラデュレ(LADUREE)」で10年間経験を積み、2016年にパリに店舗をオープン。17年のパリ「サロン・デュ・ショコラ」に登場し、一躍注目を集める。商品はキャラメルとショコラ、プチガトー、ヴィエノワズリーなど、全てにキャラメルを使用している。
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「マレーン・クーチャンス」
ベルギー老舗で修業を積んだパティシエ兼ショコラティエ
「マレーン・クーチャンス(MARIJIN COERTJENS CHOCOLATIER PATISSIER)」も今回「サロン・デュ・ショコラ」に初登場する。ベルギーの老舗ショコラブランド「ドゥコブ(DUCOBU)」で修業し、香港・ペニンシュラホテルでシェフショコラティエを務めた。2016年に退任し、自身の店舗を構えた。パティシエ兼ショコラティエとして活躍するクーチャンスの色鮮やかなクリエイションが日本でも披露される。
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