11月18日に心不全で死去した「アズディン アライア(AZZEDINE ALAIA)」のデザイナー、アズディン・アライア(Azzedine Alaia)の回顧展「アズディン アライア:ザ クチュリエ(Azzedine Alaia: The Couturier)」がロンドンのデザイン・ミュージアム(Design Museum)で開催される。会期は2018年5月10日〜10月7日。
同回顧展を開催するため、生前のアライア本人がマーク・ウィルソン(Mark Wilson)=フローニンゲン美術館チーフキュレーターとともに展示作品の収集に携わっていた。アライアの作品の他、コンスタンティン・グルチッチ(Konstantin Grcic)や、マーク・ニューソン(Marc Newson)、クリス・ラズ(Kris Ruhs)に依頼して制作したアートを特別に展示する。アライアは15年に自身のパリのギャラリーでクリス・ラズによるインスタレーション「ザ・ハンギング・ガーデン(The Hanging Garden)」を展示したことがある。
アライアは、身体のラインを強調するニットやレザーのドレスで、ボディコンスタイルの先駆けとなり、80年代を象徴するデザイナーになった。彼のデザインは多くのデザイナーに影響を与え、川久保玲「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」デザイナーも「心と魂で仕事をする人だった」と評している。
7月のパリ・クチュール・コレクションに再参加し、ロンドンに初の旗艦店を来春オープンする直前の訃報だった。12月4日に開催された「ザ・ファッション・アワード2017(The Fashion Award2017)」では、アライアを悼む声が相次いだ。