ファッション

「ロエベ」ロンドン旗艦店が移転オープン、アンダーソンが選んだアートが随所に

 「ロエベ(LOEWE)」は18年9月、現在マウント・ストリート(Mount Street)にあるロンドンの旗艦店をニューボンド・ストリート41番地(41, New Bond Steet)に移転オープンする。新しいスペースは、3階建て約500平方メートル、古典主義の伝統が香る建物で、1階部分の大きなガラスショーウィンドーと2階と3階にかけてはコリント式の高い円柱が枠になった出窓が目が引く。内部は、大理石と花崗岩が用いられたインテリアとふんだんに差し込む自然光がポイントだ。

 新しいストアは、最初に東京・表参道にオープンし、マドリード、マイアミなどにオープンしてきた“カサ ロエベ(Casa Loewe)”のコンセプトに基づきオープンする。このコンセプトはジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)自身が選んだ独自のアート&ハンドクラフトの要素を融合させるもので、ロンドンの旗艦店にはクラフト作品他、ロン・ネーグル(Ron Nagle)やマガリ・ロイス(Magali Reus)の作品等、写真や彫刻などを網羅した20世紀以降のアート作品が収められる。

 「ロエベ」はアンダーソンの指揮の下、英国でも急成長を遂げている。16年11月、セルフリッジズ(Selfridges)の新しいアクセサリーホールの一角にコンセプトスペースをオープン。17年にはリバティ(Liberty)に、今年のミラノサローネで発表したコレクション「ディス・イズ・ホーム(This is Home)」シリーズが初めて購入できるポップアップストアをオープンした。さらに来年初頭には、ハロッズ(Harrods)の売り場が4倍に広がる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。