ステファノ・ピラーティ(Stafano Pilati)は2018年6月12〜15日にフィレンツェで行われる第94回ピッティ・イマージネ・ウオモ(以下、ピッティ)に合わせて、メンズファッションを振り返る展覧会を公開する。
「エボリューションーインボリューションーレボリューション ステファノ・ピラーティが見るメンズファッションの30年(Evolution-Involution-Revolution. Three decades of men’s fashion as seen by Stefano Pilati)」展は、ファッションと変わりゆく世界の強い結びつきにフォーカス。会期は10月21日までで、パラッツォ・ピッティで開催する。
同展はフロレンティーンセンター・フォー・イタリアンファッションとウフィツィ美術館、ピッティによる3カ年プログラムの第3弾で、イタリア経済発展省とイタリア貿易振興会も助成する。
「今回はイタリアおよび世界のカルチャーシーンで長年注目されなかったテーマ、メンズファッションにフォーカスした。ステファノ・ピラーティはその主な提唱者の一人だ」とラポ・チアンキ(Lapo Cianchi)=ピッティ・ディスカバリー財団ジェネラルセクレタリー。「われわれは彼のファッションシステムに対する、エキセントリックで迎合しないシニカルなビジョンが気に入っている。彼はデザイナーであり、ファッションを深く愛する人物で、コレクターとしての考察や執着を反映した的確な視点を併せ持っている」。
フロレンティーンセンター・フォー・イタリアンファッションとウフィツィ美術館、ピッティは16年に写真展「カール・ラガーフェルド — ビジョンズ・オブ・ファッション(Karl Lagerfeld – Visions of Fashion)」を、17年に「ジ・イフェメラル・ミュージアム・オブ・ファッション(The Ephemeral Museum of Fashion)」展を開催している。