メンズのブランド「ジィジィバァバァ(JIJIBABA)」をご存知でしょうか。これは、インテリアやプロダクトをデザインするジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)とハイメ・アジョン(Jaime Hayon)がディレクションするアパレルブランドです。ジャスパーは最近、アイウエアの「ジンズ(JINS)」ともコラボレーションしたインテリア業界の大御所。彼のシンプルで無駄のないデザインは日本でも高い人気です。ハイメは「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」や「リヤドロ(LLADRO)」など多くのブランドと協業する注目のデザイナー。イラストが得意で、以前、九谷長右衛門ともコラボしたことがあります。ブランド名は日本のお爺さん、お婆さんの“ジジババ”というサウンドがキュートということで採用。ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)限定で販売しています。
ジャスパーの奥様は日本人ということもあり、日本とヨーロッパを行き来しながらクリエイションをしています。親日家らしく、彼がフォーカスしたのは“麻の葉”柄。シャツやTシャツに施しています。一方ハイメは、彼のシグニチャーでもあるユーモラスなイラストをモチーフに使用。ニットやスエットの他、レザーアクセサリーにも施しています。ジャスパーとハイメは、飛行機で隣の席になったのがきっかけで大の仲良しになったとか。「ジィジィバァバァ」でも息の合ったディレクションを見せています。
コートやジャケットからパンツまでアイテムも充実。価格はスエットが2万~3万3000円、パンツが2万9000~6万7000円、ジャケットが7万4000~12万8000円、レザーアクセサリーは1万5500~3万5000円。商品は2人がデザインした組み立て式のラックにディスプレーしています。ハイメは「人の感情に触れ、幸福感をもたらすデザインを目指した」とコメント。ジャスパーは「素材からディテールまで、日常の中で自然に表現できる洋服をデザインすることにワクワクしている」と話します。2人がディレクションを手掛けながら、新たなデザイナーとのコラボレーションしたアイテムも登場する予定です。