「フリル(FRILL)」や「メルカリ(MERCARI)」などのフリマアプリで、同一アカウントからの振袖の大量出品があり、成人式当日に振袖が届かないなどの問題を起こしたはれのひ(横浜市、篠崎洋一郎・社長)ではないか、との憶測がSNSで広がっている。出品は数カ月前からあったといい、事実であれば意図的な倒産を目的とする計画倒産の可能性が高い。
はれのひでは振袖のレンタルだけでなく、当日の着付けやヘアメイクを行うサービスも行っているため、消費者から預かった振袖を破格値で転売した可能性もある。「メルカリ」では購入した商品が盗品だった場合の返金対応が確立されていないため、盗品と知らずに振袖を購入した場合、そのユーザーに二次被害が広がることも懸念される。「フリル」では、レンタルよりも安い価格で販売されているからか、すでに「sold out」の文字が目立つ。なお、「メルカリ」では、そもそも法人利用が禁止されている。
SNS上では、「自分の振袖と同じセットが出品されていた」「購入した振袖を返してほしい」といった悲痛なコメントが相次いでいる。