ビジネス

ケリングが「プーマ」手放す 「グッチ」などのラグジュアリーに注力

 「グッチ(GUCCI)」などを擁するケリング(KERING)は、ラグジュアリー・ブランドにフォーカスするため保有する「プーマ(PUMA)」株の70%を同社株主に現物分配する。ケリングが持ち続けるプーマの株式は16%で、29%はケリングのフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)のホールディング会社アルテミス(ARTEMIS)が保有。残りの55%が浮動株式になる。ケリングは、「引き続きクチュールとレザーグッズ、時計と宝飾のアンサンブルの成長を図り、資本の流動性が高く財務状態の健全な企業を目指す」との趣旨のコメントを発表した。プーマの現状については、「売り上げは増加傾向で、収益も安定してきた」としている。

 これに対してプーマのビヨン・グルデン(Bjorn Gulden)CEOは、「プーマはより魅力的な投資先になっており、株の価値は向上している。一方、ケリングやアルテミスとは今後も強固なパートナーシップを築くだろう」とコメントした。

PUMA x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。