江角泰俊が手掛けるウィメンズブランド「ヤストシ エズミ(YASUTOSHI EZUMI)」は2018-19年秋冬からブランド名を「エズミ(EZUMI)」に改称する。変更理由はブランドのグローバル化を図るため。
江角デザイナーは「特にヨーロッパでは、“ヤストシ”がとてもいいづらく、ブランド名を覚えてもらうのに苦労した。改称を機に、より覚えやすく、よりコンテンポラリーなブランディングにしていく」と話す。
ブランドコンセプトはこれまでと変わらず“LOGIC / 理”を掲げる。「理に適ったものづくりは変わらず続けていく。ここ数年は建築を題材にし、先シーズンではコラージュをテーマにした。コラージュには再構築やハイブリッドといったの意味合いを込めている。だが、コンセプチュアルになりすぎると、時に自分自身を抑制している感覚にもなる。今まで培ってきたものを大事にして、より自由に創作したいなと感じている」と江角デザイナー。
18-19年秋冬では、“Untitled”をテーマに選んだ。「私自身がアートが好きでよく見に行くが、アートは説明がなくてもいいと感じる。タイトルが“Untitled”でも、自分の中で好きな解釈ができる。ただ、分かりずらい作品に関しては、説明をみて整合性を確かめる。私もお気に入りのマーク・ロスコ(Mark Rothko)の作品などは“Untitled”と、題名がないものが多い。『エズミ』の服も見ただけで伝わる服にしたい」と語った。