サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO SPA)の2017年12月通期決算は売上高が前期比3.1%減の13億9347万ユーロ(約1867億円)で減収だった。
期末の店舗数は、直営410店舗を含む685拠点。これらの小売りチャネルの売上高は0.8%減の9億533万ユーロ(約1213億円)で、売上高の65%を占めた。一方卸チャネルの売上高は韓国の政治的緊張と日本の卸チャネルの合理化戦略が影響し、同7.4%減となった。
地域別の売上高は、アジア太平洋地域が同2.1%減、ヨーロッパ地域は同3.6%減、北米地域は同4.2%減で、4番目に市場が大きい日本は、卸チャネルを合理化する戦略をとったため同5.6%減の1億1954万ユーロ(約160億円)、一方、中・南米地域は2.0%増となった。
商品カテゴリー別の売上高は、シューズが同3.6%減、レザーグッズ&ハンドバッグが同2.4%減、ウエアが同3.9%減だったが、フレグランスは同1.2%増となった。
17年12月に同社が発表した中長期計画では、「ブランドを刷新し、グループのコマーシャル、生産、物流のプロセスを調整するためにIT投資とマーケティング投資を進める」としている。
なお、2月の2018-19年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークでは男女合同ショーを実施する。メンズラインはギョーム・メイアン(Guillaume Meilland)が担当し、ウィメンズラインはこれまでシューズを手掛けてきたポール・アンドリュー(Paul Andrew)にとってウエアのデビューコレクションとなる。