「クレージュ(COURREGES)」は2月26日付で、新アーティスティック・ディレクターにドイツ出身の女性デザイナーのヨランダ・ゾベル(Yolanda Zobel)を任命する。昨年7月に退任したセバスチャン・メイヤー(Sebastien Meyer)とアルノー・ヴァイヤン(Arnaud Vaillant)の後任。ゾベルによるファーストコレクションは、今年9月末に発表される2019年春夏になる。
ビジネスSNS「リンクトイン(LinkedIn)」のプロフィール情報によると、ゾベルは1999~2008年に「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」で経験を積み、08~11年にはフリーランス・デザイナーとして「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のウィメンズのプレ・コレクションを担当。11~13年には同ブランドでウィメンズのデザイン・ディレクターを務めた。その後、15年には「ジル・サンダー(JIL SANDER)」でウィメンズウエアのクリエイティブ・マネジメントを担当していた。
2月12日付で、クレージュの新CEOに就任したクリスティーナ・アーレアス(Christina Ahlers)もドイツ生まれで、「アクネ ストゥディオズ」の出身者。同社ではパリ本社のトップを務めていた。
クレージュのオーナーであるジャック・バンジェール(Jacques Bungert)とフレデリック・トルロタン(Frederic Torloting)は「ゾベルは“『クレージュ』とは何か”をきちんと理解できると確信している。われわれは新体制のもと、成長サイクルを始めようとしているところ。クリスティーナと共に『クレージュ』をクリエイティブとコマーシャルの両方で、リーディングブランドへと立ち返らせたい」とコメントしている。