「サカイ(SACAI)」は3月10日、伊勢丹新宿本店3階インターナショナル デザイナーズ ウエストにあるショップインショップをリニューアルオープンする。2月21日から、元の売り場の隣にあった「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」のスペースまで拡張し運営していたが、10日に新たな内装で生まれ変わる。売り場面積は約2倍になる。高橋政樹=特選・宝飾時計統括部 特選商品部 バイヤーは「成長を続けてきた『サカイ』と、さらなる発展のために進化した取り組みをする。お客さまが見たことがないような、驚きのある商品、装飾、販売手法などを実験的に提案するチャレンジングな新コンセプトショップになる」と話す。
また「アレキサンダー ワン」は同じくインターナショナル デザイナーズ ウエスト内に移設している。「アレキサンダー ワン」の移設に関しては高橋バイヤーは「(クラブ21ジャパンから三喜商事への)運営会社の変更とは関係なく、以前からブランドと協議してきた。13年のリモデルオープン当初、ブランドは導入期から成長期にあり、インキュベーターの性格を持つ旧区画において、『サカイ』とともにプロモーショナルな提案をし続け、新しさを求めるお客さまにご支持をいただいてきた。今後はさらなるビジネスの拡大に向けて、よりラグジュアリーな環境での顧客接点深化を目的としていく」と述べる。
「サカイ」のリニューアルオープンを記念して限定アイテムが登場する。裾がフレアなトレンチコート(11万9000円)、ニットとシャツをハイブリッドしたドレス(9万8000円)、後ろがレースのAラインTシャツ(3万7000円)、アシンメトリーなラップスカート(5万4000円)の計4型。
伊勢丹新宿本店の「サカイ」の売り上げは絶好調だ。17年7~12月の売り上げは前年同期比60%増と大きく伸長。橋爪紀之=特選・宝飾時計統括部 特選商品部部長は「『ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)』とのコラボレーションの大ヒットに加え、コレクションの評判が良く固定客・フリー客共に支持を集め同38%増と好調で、アウターがしっかり売れた。また、免税売上高も同40%増とアジアを中心とした海外顧客からの支持も高かった」と述べる。