ビジネス

オンワードHD18年2月期、営業利益23%増 「23区」「自由区」が堅調

 オンワードホールディングスの2018年2月期連結業績は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比22.9%増の51億円になった。売上高は同0.7%減の2430億円。「クルーンアソング(CROON A SONG)」などの撤退が減収要因になったものの、中核事業会社のオンワード樫山の「23区」「自由区」「ジョゼフ(JOSEPH)」「トッカ(TOCCA)」といった主要ブランドの販売が前年実績を上回った。ECの成長もけん引した。一連の事業構造改革による収益性のアップが利益を底上げした。純利益は同13.1%増の53億円だった。

 他の子会社では「グレースコンチネンタル(GRACE CONTINENTAL)」を運営するアイランドが増収増益だった。海外事業はユーロなど主要通貨に対する円安基調によって増収を確保したが、欧州における生産部門での契約形態の変更、ラグジュアリーブランドの苦戦が響き、減益で終わった。

 今期の見通しは、売上高が前期比2.2%増の2485億円、営業利益が同39.3%増の72億円、純利益が同11.8%増の60億円。課題の欧州では企画・生産機能の集約と安定化、収益性の回復に向けた施策に取り組む。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。