ほぼ日は4月13〜23日、2018年版の“ほぼ日の水沢ダウン”の先行予約販売を行う。“水沢ダウン”はデサントが開発したダウンジャケットで、雨や雪に強く保温性がある上、かさ張らず軽量性にも優れている。10年のバンクーバーオリンピック・パラリンピックの日本代表ウエアとして開発され、ダウンを詰める工程と防水加工の設備を持つデサントアパレル水沢工場でのみ製造できるため、その呼び名が付いた。
12年にスタートした“ほぼ日の水沢ダウン”には、裏地全面にニット作家の三國万里子が編んだオリジナル柄をプリントしてきた。第7弾となる18年版の裏地はニット柄以外に挑戦するべく、フェアアイル柄、アラン柄、アーガイルなど多くの柄を生み出した英国に注目し、ウェールズの伝統的なウール織物「ウールダブルクロス(ふくれ織り)」にたどり着いた。表裏で色が異なり、ふっくらとした立体感のある生地は、1912年から3代にわたって続くメリン トレグウィン(MELIN TREGWYNT)社によるもの。
使用するのは、「ST DAVIDS CROSS」という柄のうち、「シルバー」と呼ばれているカラーで、素朴でシンプルな幾何学模様をライトグレーとアイボリーの組み合わせで表現している。メリン トレグウィン社のファブリックがプリントで利用されるのは今回が初めてだ。
三國によるオリジナル柄のアイテムも引き続き発売する。今回は、スコットランドのシェットランド諸島のフェア島を発祥とするフェアアイル柄を選んだ。ひし形が繰り返される「ダイス」と呼ばれるパターンで、その中に入っている模様は伝統的に使われているものからピックアップした。グレーと白を基調に、色数を抑えたシックでプリミティブなデザインに仕上げ、これまでもたびたび「ほぼ日の水沢ダウン」に採用されてきたフェアアイル柄に新鮮味を持たせた。
先行予約申し込み期間中、ほぼ日のイベントスペースのTOBICHI 2とTOBICHI京都で、サイズ確認をすることができる。18年サンプルは未製作のため、17年および16年版の同型を各サイズで、新型のメンズショートはLサイズのみを用意。TOBICHI 2では、並行して受注販売している「ヤエカ(YAECA)」とウェブメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」のコラボウエア“LDKWARE”の新作も、全色全サイズ試着することができる。先行予約販売の商品発送は、11月上旬から中旬を予定。通常販売は11月ごろを予定し、数量限定生産で抽選販売となる場合もある。
■水沢ダウン+LDKWARE 合同試着会
日程:4月13〜15日
時間:11:00〜19:00
場所:TOBICHI 2
住所:東京都港区南青山4-25-14
■水沢ダウン試着会 in KYOTO
日程:4月20〜22日
時間:12:00〜19:00
場所:TOBICHI京都
住所:京都府京都市下京区河原町通り四条下ル市之町251-2寿ビルディング 3階