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「中小企業こそ今がチャンス」 ECプラットフォーム企業ショッピファイが実店舗で中小企業へのサポートを実施

 ECプラットフォームを運営するカナダのショッピファイ(SHOPIFY)は、初のリアル店舗をアメリカに出店する。オープン時期は2018年夏から秋ごろを予定し、リアル店舗では、情報と機会とツールを必要とする中小規模の事業にリソースを提供するという。

 サティシュ・カンウォー(Satish Kanwar)=ショッピファイ プロダクト部門バイス・プレジデントは、「昨年は、大量閉店をはじめとするリアル店舗の不振が取りざたされてきた。これは大手企業が均一的な店舗運営を行ってきたことが原因だと考えている。こんな時だからこそ中小の小売企業にとっては絶好のチャンスで、彼らのために強力なサポート体制が整っているということを伝える必要がある」とコメントしている。

 リアル店舗では、ショッピファイのスタッフが個人面談のために常駐する。またオンラインでのビジネスの始め方からオンラインマーケティングの方法、リアル店舗への進出方法などに関するワークショップを毎日開催する。「ワークショップで学んだり個別に相談したりするだけでなく、他の企業家といっしょにやることが重要だ。夜間や週末のプログラムも準備し、他の参加者との交流の場も用意する」。

 ショッピファイはスノーボードを販売するEC企業としてスタートしたが、その時の悩みや課題からECプラットフォーム事業をスタートさせ、現在ではおよそ175カ国、60万社が利用している。その中には、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)が手掛ける「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」や「レベッカ ミンコフ(REBECCA MINKOFF)」などが含まれており、流通総額は550億ドル(約5兆9400億円)で、ショッピファイに12億ドル(約1296億円)の利益を生み出している。

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