ビジネス

「アウラ」のコードナインが東京レストランHD傘下で新体制

 東京コレクションブランド「アウラ(AULA)」を手掛けるコードナイン(CODE.9)は、東京レストランホールディングス(石川成秀・社長 以下、東京レストランHD)をスポンサーに得て、4月から新体制をスタートさせている。東京レストランHDは「マンシーズ トウキョウ(MANCY’S TOKYO)」や創作和食ダイニングバー「ソウテン(SO-TEN)」などの外食事業やコンサルティング事業、ホテル&リゾート事業などを中心に手掛けており、アパレル事業への参入は初挑戦となる。コードナインの社長は石川社長が兼任。川島幸美・前社長はクリエイティブ・ディレクターに専念する。スタッフなども継続雇用するとともに、ECや生産管理など今後の成長に必要な部署や人材なども投入する。

 昨年6月に民事再生法の適用を申請し、再建に取り組んできたコードナインだが、新成長戦略の軸となるのがECの本格化と、休止していた「アウラアイラ(AULA AILA)」の復活だ。知名度の高さやファンからの要望に応えたもの。「アウラ」よりも若い世代をターゲットに、カジュアルで着回しの効くアイテム構成やマーケットを意識した価格戦略を組みながら、2018-19年秋冬シーズンから、ECを軸に、卸売りと併せて展開していく。ECは3月にサイトを全面リニューアルしている。

 コレクションブランドの「アウラ」については、しなやかさと凛とした強さを持ち合わせ、仕事や育児に生き生きと向き合う30~40代の女性に向けた打ち出しを強化。着る瞬間から感じる高揚感や、肌で感じる着心地などを大切にしながら個々の魅力を引き出す洋服を提案し続けていく。すでに2月下旬には、伊勢丹新宿本店に出店する「アウラ」の直営店の売り場面積を30%増床して存在感を発揮。国内外の卸売り事業も継続中。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。