ファッション

スコット・フィッツジェラルドの小説から着想を得た「ミラー ハリス」の文学的な新作香水

 イギリスのフレグランスブランド「ミラー ハリス(MILLER HARRIS)」は、新作「スケルツォ」と「テンダー」を5月25日に発売する。どちらも50mL(1万6500円)と100mL(2万4000円)の2サイズで、三越伊勢丹では先行販売中。

 着想を得たのは「The Great Gatsby(華麗なるギャツビー)」や「The Curious Case of Benjamin Button(ベンジャミン・バトン 数奇な人生)」で名高いF・スコット・フィッツジェラルド(F・Scott Fitzgerald)の小説、「Tender is the Night(夜はやさし)」だ。ある精神科医と精神を病んだ妻の結婚生活を描いた作品で、その中の香りをイメージさせる一節をマチュー・ナルダン(Mathieu Nardin)調香師とベルトラン・ドゥシュフール(Bertrand Duchaufour)調香師が解釈し、新たな香りを作り上げた。

 ナルダン調香師が手掛けた「スケルツォ」は、一節に登場する"スイートショップのショーウインドウにあるシュガーフラワー"をイメージした甘い香り。ブラッドオレンジからダークローズへ変化し、パチョリやバニラ、ウードウッドが残る。

 「テンダー」は、"ピンク色の雲のようにかたまって咲いている多彩なピオニーや、黒と茶色のチューリップ"という一節をもとに、ドゥシュフール調香師が手掛けた。ミステリアスなブラックインクチューリップやピオニー、ローズなどの花々の香りから、サンダルウッドやパチョリ、ムスクのノートに変化していく、フローラル調となっている。

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