ファッション

美容にも効果抜群! 日本初の高地トレーニング専門スタジオに潜入

 長時間の運動はイヤ、だけど体は引き締めたいーーそんな甘い考えをかなえてくれるのが高地トレーニングだ。低酸素の高地状態で行うトレーニングで、サッカー日本代表の槙野智章・選手らプロアスリートが取り入れて話題となった。

 低酸素によって負荷がかかることで、30分のウオーキングで2時間の運動に匹敵する効果が得られる。さらに細胞が活性化するため、効率よく脂肪が燃焼して心肺機能や持久力の向上が見込める。加えて疲れにくく痩せやすい体への変化、肌のターンオーバーを促進する他、エイジングケアなど美容効果も期待できるというから、まさに理想のトレーニング法だ。

 そんな高地トレーニングの日本初となる専門スタジオ「フィットラボ × 4(FITLABO x 4)」が6月5日、東京・白金高輪にオープンする。このスタジオでは標高2500〜3000mの酸素濃度に調整されたラン用、筋トレ用、ストレッチ用の3つのトレーニングルームが設けられており、山に行かずとも高地トレーニングを行うことができる。プロが行うトレーニングというとハードルが高そうだが、女性を意識して作られたスタジオだという。

 そこでさっそく、その効果を体験するためスタジオに行ってみた。まずは低酸素状態の部屋と外での効果を比較するため、動脈血の酸素飽和度を測ることに。部屋の外では腿上げを30秒行い、息切れするほど全力を尽くして結果は98%。座っていた時も98%だったので、どうやら疲れと効果は比例しないようだ。

 そしてランニングルームに入る。入室時は富士山の7合目付近に匹敵する標高2600mほどの酸素濃度に調整されていた。部屋にはモーターのない自走式のランニングマシーンが置かれ、5分のウオーキングをするように指示される。歩くスピードは自分で決められるため、やや早歩きでトレーナーさんとしゃべり続けること5分。苦しくはないものの、汗が吹き出し始めた。そして酸素飽和度を測ってみると、なんと91%まで低下している。その後15分ほどランニングをしてみたが、苦しくなってきてやっと酸素が薄いことに気が付いた。

 次にパーソナルトレーニングを受けることができるトレーニングルームへ。高地トレーニングは筋トレにも効果てきめんで、普通の状態と比べておよそ4倍もの効果が得られることもあるという。トレーニング内容はカスタマイズでき、ヒップアップやくびれ作りなど自分の理想に適したメニューを組んでもらえる。私の場合は肩こりの悩みに適した、バランスボールとダンベルを使っての体幹トレーニングを教えてもらった。今回はたった10分の体験だったが、少し肩が楽になったような気も。次の日は筋肉痛で、普段使わない筋肉が刺激されたのかもしれない。実際のレッスンは30分から受けることができるので、さらに効果が期待できそうだ。

 最初の1〜2週間は週2で通って体を慣れさせる必要があるが、その後は週に1回、30分のトレーニングで十分だという。それでも筋トレやランニングに抵抗ある人にはストレッチやヨガのプログラムも用意されていて、初心者でも始めやすい。トレーニングは早くて4週間後、遅くても6週間後には効果が出るというので、夏に向けての肉体改造にもおすすめだ。

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