「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」は2019年春夏コレクションにあたるコレクションショーを通常の9月から6月に時期を早めて3日に発表した。また、同コレクションを“コレクション1(COLLECTION 1)”と名付け、ブランドロゴも大文字から小文字へ一新した。
アレキサンダー・ワン会長兼クリエイティブ・ディレクターは自身のパーソナルな体験を表現したという今シーズンについて、「ブランドのDNAである“ストリート”は引き続きコレクションの中心。幼い時に自分がアウトサイダーと感じさせられた象徴的なアメリカのポップカルチャーや、再解釈したアメリカンフラッグ、スポーティーな要素にロックンロールとニューヨークのパンクを組み合わせてハイブリッド化したガーメントなどを用いて、伝統的なドレスに見られるかしこまった印象を排除した」とコメントしている。
また、発表時期を3カ月前倒ししたことについては、消費者のペースに合わせて新商品の提供頻度を増やし、デザインに力を注ぐことで製作プロセスを最適化した。売り上げ増にも結びつけるなどの狙いがあると説明しており、「季節性の壁を崩し、すべての人が理解しやすいコレクションを発表したい」とコメントした。