ファッション

「MSGM」に続き米ジーンズリメイク「リダン」にも出資 伊の投資ファンドがデジタルブランドに照準

 イタリアのプライベート・エクイティ(PE)ファンド、スタイル キャピタル(STYLE CAPITAL)が米国のジーンズリメイクブランド「リダン(RE/DONE)」の株式30%を取得した。取得金額は非公開。同ファンドのロベルタ・ベナーリャ(Roberta Benaglia)CEOは「デニムにかねてから投資したいと思っていた。『リダン』はデジタルマインドを持つ、真にコンテンポラリーなブランドだ」と、イタリアで開催中のシンポジウムで語った。「リダン」は「リーバイス(LEVI'S)」のビンテージデニムのリメイクで人気を得て、特にオンラインを中心に急成長してきた。ベナーリャCEOはデジタル重視かつアップサイクル的なブランド開発手法を評価しており、「18年プレ・スプリングからはパーカやブレザーにもアイテムを拡大した」という。

 スタイル キャピタルは今年2月に、マッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)が立ち上げたイタリアのファッションブランド「MSGM」の株式32%を取得し、ベナーリャCEOは「MSGM」のCEOにも就任していた。17年4月には1億ユーロ(約132億円)を投じ、ウィメンズブランド「フォルテフォルテ(FORTE_FORTE)」の株式51%を取得。同ブランドの旗艦店を、「MSGM」の旗艦店の向かいにオープンしていた。

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